インプラントの治療の流れ
◆インプラント治療の流れ
■計画

・歯科医院にて適正検査を受ける
・レントゲン撮影で骨の状態をみる
・歯茎の検査で歯槽膿漏の有無の確認
・手術の日程を決めそれまでに口腔内の清掃をする
■一次手術
十分な麻酔のもとフィクスチュアーをうめます。
これがインプラントの土台となります。
歯茎を少し切開し、顎の骨を包んでいる粘膜をはがし小さな穴をあけます。
骨はネジ式にフィクスチュアーとあう様になっています。そこにフィクスチュアーを埋入し、2次手術に備えフィクスチュアーにカバーをかぶせます。最後に粘膜を戻し縫い合わせます。
■オッセオインテグレーション
オッセオインテグレーションとは埋入したチタン製インプラントと骨が一体化するまでの事を言います。通常3〜6ヶ月間有します。この間は入れ歯を使用します。
■二次手術
一次手術の後3ヶ月程(骨の状態による)で二次手術を行います。
フィクスチュアーノカバーを外しアバットメント(歯を支える支点)を連結します。
これは手術と言っても歯茎を少々切開するだけの簡単なものです。
■歯が装着されるまで
二次手術後しばらくして、歯を作る為の型をとります。何度か出来上がり具合を調節した上でアバットメントの上にネジで固定します。
■定期健診
インプラントの治療で最も大切なことはメンテナンスです。
定期的に歯科医院で検診およびメンテナンスを受けましょう。
メンテナンスには保険が適応できます。ご自分の歯と同じケアが必要となります。
メンテナンスはインプラント長持ちの秘訣です。
手術前の注意
1.お口の中を清潔にして下さい。(歯磨き)
2.お化粧(口紅)・マニュキアは必ず落として下さい。
3.午前中の手術の場合、前日の夜12時以降は飲食を控えて下さい。軽く水分を撮る程度ならかまいませんが3時間前までに済ませるようにして下さい。これは手術中に気分が悪くなることを防ぐためですので、必ず守る様にして下さい。
4.午後の手術の場合、朝食は早めにお取り下さい(9時位まで)水分は手術前3時間までならかまいません。
5.当日はお車でのご来院はご遠慮下さい。(麻酔による眠気が残るため)
麻酔について
当医院では静脈内鎮静法、局所麻酔の二つを使用しております。静脈内鎮静法とは点滴でラインを確保し、麻酔液を入れることでリラックスした状態になります。(個人差があり寝てしまう方もいます。)
この麻酔法の使用により痛み恐怖感がなくインプラント手術を受けていただけます。
当医院では血圧計及び心電図などを用いて患者様の全身状態を管理させて頂きますので安心です。
歯科治療に恐怖感がある方、痛みに弱い方は,ぜひ当医院までご相談下さい。
メンテナンス・ケア
インプラントは虫歯にはなりませんがインプラントされた箇所(口腔内も含む)を清潔に保たないと歯周病によりインプラントが駄目になってしまいます。天然歯同様のケアが必要になります。歯科医院にて衛生士(専門家)によるケア(お口の掃除)は非常に重要になってきます。又、充分なケアの為の歯磨き指導も受けていただきます。正しい歯磨きの仕方をマスターされている方は以外と少ないのが現実です。
インプラント後の定期健診及びメンテナンスは必要不可欠です。当医院にて指定した期間内に来院して頂く必要があります。インプラント手術後より上部構造セット完了までは特に検診が重要になり、怠りますと感染症などを引き起こして再手術となる場合もあります。
又、その後専門家による管理が必要になります。検診・メンテナンスを怠りますと当医院では責任をもてなくなります。インプラントの維持の為の検診・メンテナンスを受けて頂く事に同意して頂いてから手術をおこないます。
『PMTC』
歯科衛生士によるお口全体のクリーニングです。特殊な器械と薬剤を使いお口の中隅々まできれいにします。これはエステのように気持ちのよいクリーニングです。半年に一度位のペースで受けて頂くと効果的です。歯周病・口臭の予防に最適です。
◆骨移植
インプラントを埋入する箇所の顎の骨が充分でない場合は、骨移植が必要となります。顎骨にインプラント埋入の際には、ある程度の深さまで(顎の神経を傷つけない)フィクスチュアーを埋め込む必要があります。また、インプラントを支える周囲の骨も充分に確保しなくてはなりません。インプラントを直に埋入することのできない方の場合は人工骨・自己骨を移植する場合があります。自己骨の方が適しているケースが多いといえます。骨移植は患者様いとって少々、大変なことになりますが、充分な麻酔下でおこなわれるので痛みの心配はありません。通常のインプラント手術にもう一段階の手術が必要となり、また、移植した骨が完全に機能するまでには数ヶ月ひつようとなります。顎の骨が充分に再再生されるまで待つことが成功への近道となります。下記図を参照ください。
STEP 1〜術前検査〜
最初の段階で、骨の量、幅、形を十分把握する必要があります。外から見て歯肉が十分な厚みがあるから骨量・幅も十分あるかというと、じつは中の歯槽骨は吸収が進んでいて、見た目ほど骨がないケースがあります。レントゲンやお口の模型をつかって、十分精査する必要があります。
| 【歯槽骨の量が十分にある場合】 | 【歯槽骨の量が不足している場合】 |
|---|---|
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STEP 2〜前処置〜
骨を移植する部位の周囲に歯周病やむし歯がある場合には、きちんと 治療したのちに移植をおこなう必要があります。これは、移植部の感染防止には必ず必要となります。
STEP 3〜移植手術〜
通常、静脈内鎮静法を施したのち、局所麻酔でおこないます。
手術時間はだいたい2時間程度です。
骨を採取する場所ですが、オトガイ部(下顎の中央部)または下顎枝部(下顎の親知らずがある位置の奥)から採取します。
採取の方法は、歯肉を切開した後、ドリルで削って取っていきます。また、コンコンとノミを使っても採取します。(型はブロック状か細かく砕いた形で切り取ります。)採取したところはそのまま自然に元の状態に戻ります。
STEP 4〜インプラント装着〜
おおよそ、上顎の場合で6〜8ヶ月、下顎の場合で4〜5ヶ月で骨が見事に結合されます。きれいに骨が結合されていることを確認した後、チタン製のネジを除去し、インプラント1次手術を行います。
歯槽骨の量が十分にあるので、インプラント体(フィクスチャー)が歯肉から露出することがなく、歯肉から自然に歯が伸びているように見せることができます。
歯槽骨にとって、インプラントは天然歯の歯根と同じ様な役割を果たし、歯槽骨内に適正な機能圧を加えるので、歯槽骨の吸収を抑える効果も持っているのです。
◆フラップオペレーション
この治療は歯茎を切開して歯茎に隠れている部分の汚れを取ることを言います。歯の根っ子に汚れが付着していると、その周囲の骨や歯茎を損傷してしまいます。周囲の歯茎・骨を炎症・感染症から守るために充分な局所麻酔を用いて簡単な外科手術を行う方法です。この手術の際にエムドゲインという骨を再生させるための薬剤を使用することも多々あります。この薬は保険適応外で自費になりますが、非常に有効的です。インプラント手術を受ける前に感染症を起こす可能性のある方の場合、この治療が必要になるケースもあります。
◆手術後当日の過ごし方
| 1. | 出血は約24時間続きますが、唾液に混ざる程度なら心配ありません。 |
| 2. | 出血が気になる様でしたら、綺麗なガーゼを丸めて30分程度しっかり噛んで下さい(抜歯の場合)気にして唾液を吐き続けたり、傷口を吸ったり、うがいをしますと止まりにくくなります。 |
| 3. | 激しい運動・長湯・飲酒・タバコは1週間お控え下さい。シャワー程度ならかまいません。 |
| 4. | 食事は麻酔が覚めてから、食べやすいものをしっかり食べてください。 |
| 5. | 処方された薬は指示通り服用して下さい。 |
| 6. | もしお痛みの時は氷・アイスノン等を使わず、冷たい水で絞ったタオルをあてる程度にして下さい。 |
| 7. | 翌日から歯磨きを行って下さい。 |
| 8. | 腫れは2〜3日後が最も腫れ、手術によっては1週間続きます。 |
| 9. | ひどい痛み・出血・薬が合わない等がありましたら、当医院までご連絡下さい。 |
| 10. | 安静は最良の薬です。 |







